内家拳の見えない蹴り

先週末は簡単な蹴りの基本功を行いました。
採腿と言われる膝から下を蹴ったり踏んだりする技です。

見えない蹴り「暗腿」などと呼ばれたりします。

別に速くて見えないわけではなく、近距離で蹴るため足元が見えないんですね。
「本当に見えない!」と驚かれる方もいらっしゃいました。

普通の太極拳教室では、この練習は余りお目にかかれないと思いますが、
二十四式太極拳にも含まれています。
分かりやすいところで言うと、手揮琵琶や搬攔捶の一歩目などですね。

形意拳・心意六合拳・八卦掌は暗腿だらけです。

通常手技と併せて使います。

楊式太極拳を護身術として使う場合、
採腿で相手の足を踏んで、腕で押し飛ばす。そして、逃げる
が一番じゃないかと思います。

この練習は下半身の強化と、上下の協調に有効です。
歩法練習の間に混ぜてみたりして、じっくりゆっくり練習してみてください。

 

 


※心意六合拳が長い私の採腿のイメージはどうして鶏になってしまいます。

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