心意六合拳と太極拳

7月18日の練習は、前週の全日本大会にて心意六合拳の表演で入賞した事もあり(応援ありがとうございました! )、「祝入賞記念 心意六合拳入門」と題して、心意六合拳の基本を行いました。

もちろんただの記念で練習するのでは決して無く、心意六合拳を理解することで太極拳の攻防をより理解することが目論みです。


心意六合拳を学ぶことで良いと思われるのは、動作が大きく力の方向が明確で、太極拳に比べ技の意味が理解しやすく使いやすい事だと考えます。私は、心意六合拳は形意拳や八卦掌に比べ、太極拳に似ていると考えています。


例えば、

  • 楊式太極拳の欄雀尾に対し、より大きな伸縮(開合)を行う心意六合拳の挑領・背勁は、肩肘手のどこを使っても攻撃できることが感覚的に理解することができます。
  • 高探馬・搬欄捶に対し、心意六合拳の鷹捉はより攻撃的な用法で、引っ掻く・掴んで引き倒す・引き崩してから靠(体当たり)する要素が型の中に見られます。
  • 太極拳の動作にはいたる所に採腿(低い蹴り)が隠されており、上下連環して攻撃を仕掛けますが、心意六合拳では全く隠されていません。

…等々、挙げると色々あります。

シンプルで使いやすく、動作が分かりやすいので気に入っていただけたと認識していますが、いかがだったでしょうか?太極拳を護身術として使うための理解のために、心意六合拳を行う教室は日本でもココだけ!
…おそらく。