自由度を残して掴む

9月6日は練習場所をサンエールさがみはらに移してからの記念すべき第一回目でした。そして教室設立1周年。ありがとうございます!
広くて明るくて大きなミラーもあって、新しい練習場に満足いただけたと理解しています。

さて内家拳・太極拳で大切なことは、無駄な力を抜いて鬆むことと考えていますが、最近護身用法の紹介に走りがちで、この大切な意識が薄くなっていたかな、と思い改め、基本クラスでは、身体の余分な力を抜くことを重視して練習を行いました。リラックスして、指先がジンジンしてきましたよね?!

今月のテーマは四隅の採と挒です。
二方向の力で相手の動きを封じて固めたり、関節を極めたり、投げたりします。練功クラスでは、推手からの採・挒をじっくり練習しました。

相手の手首をとる際、ガッチリ握ると相手の影響を受け易くなりますし、こちらの攻撃に反射的に反応されてしまいます。また前腕も硬直して、せっかく基本で練習したリラックスした状態が台無しです。推手の感覚で相手とぶつからずに流れの中で、自由度を残してやわらかく掴み(指で引っ掛ける感じ)ます。
流れの中でその流れにあった技をかけると、力を入れなくても相手を崩すことができることを体験いただけたかと思います。

相手の流れを読むこと。相手の流れに乗ること。ほんのちょっとの力を加え、自分の有利な方向へ流れを変えてやること。これらは推手練習から経験を積み重ねることで身につけるものです。

次回も採と挒をテーマにします。

特に挒を重点的に行います。お楽しみに。

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