意識を変えるということ

普段の身体の使い方と、内家拳・太極拳の身体の使い方は、初心の方が見ると分かりにくいかもしれませんが、かなり異なるものです。
 
同じ動作でも意識によって身体の中は全然違う風に動きます。
例えば腕を伸ばしてドアを開ける動作でも、上腕二頭筋で引く、肩で引く、体重で引く、軸を使って引く、足を使うなど色々考えられます。片手で全て引き開ける場合や、半分開けたら残り半分はもう片手で押しあけるかもしれませんし、足を使うにもつま先で押したり、踵で押したり様々な方法で開けることはできます。
 
一見同じでも中身が異なるということ。
やっている本人からすると特に特殊なことをしているつもりはなく、意識(無意識を含)が人それぞれ異なるだけかもしれません。
 
太極拳套路を連綿と行うのは、技とともに太極拳独自の身体操作・意識を身につけるために行うと考えています。ただ形を覚えてそれをなぞっているだけでは健康体操止まりになってしまいます。太極拳風体操と言っていいですね。
 
皆さんは太極拳風体操にならないように注意して練習しましょう。

同じ木と空ですが、他人には違うように見えているかもしれません。

また、意識の持ちよう、観点のおき方で違ったように見えるようになるかも知れません。

 

 

 

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