太極拳の練習で最も意識すべきこと

太極拳には、太極拳を身につけるための色々な言葉があります。

 

 立身中正、虚領頂勁、三尖相照、沈肩墜肘、含胸抜背、収臀・・・等々

 

当スタジオでもこれらの用語は使っていましたが、いまいち分かりづらく、表面的で核心を捉えていない気がしていました。なんとなくそれっぽく、中国武術っぽい言葉。見た目にこだわった言葉。

 

これらの言葉攻めにより、こういう形にしないといけないという意識を強く持ってしまい、中身の成長を阻害している要因になっているのではないかと考えました。

 

日本人に多いと言われる見た目だけで中身がない太極拳。

それは私がもっとも目指したくない太極拳です。

 

太極拳の本質は見た目ではなく、自身の中身の成長であり、

非常にエキサイティングで面白いものです。

こういう形にしないといけないというのは、それ自体面白くないです。

 

なので、

これらの言葉を前面に使うのを辞めることにしました。

さすがに全くとは言いませんが、補助的に使います。

 

そして替わりに「○○を意識しましょう」のただ一つを中心に添えて、

それのために必要な身体操作を説明しました。

 

本日その方針でクラス練習を行ったところ、効果てきめん!

微妙なズレがあった生徒さんの動きが見違えるようになり、寸勁もかなり良い感じで力が伝わるようになりました。自分でも驚きです。

 

さぁ、○○を意識しましょう!

養生にも護身にもこの一言です!