· 

太極拳と寝たきり予防

日本人の平均寿命と健康寿命は世界一長いと言われますが、その差である「不健康な期間の短さ」は世界第33位となっており、上位ではありません。また、日本の寝たきり老人の数はアメリカの5倍、イギリスの3倍もおり、不名誉なことにダントツで世界一となっています。

厚生労働省の調査によると、寝たきりとなる原因は、以下のとおりです。
 1位:脳卒中(24.1%)
 2位:認知症(20.5%)
 3位:高齢による衰弱・老衰(13.1%)
 4位:転倒・骨折(9.3%)
 5位:関節疾患(7.4%)

この中で、2位の認知症の予防、4位の転倒の防止に、太極拳が非常に有効であるという研究が世界中で注目を集めています。
太極拳は、自然動作で全身を連動してゆっくりと動き、片足で立つ動作を多分に含みます。それにより下半身の筋力の強化と同時にバランス感覚を養うことが可能となり、転倒防止に有効となるいう訳です。(参考資料を参照)

加えて、筋肉はいくつになっても使うことで強化されると言われます。日常的に筋力を使うことが重要と考えます。太極拳を日常的に練習することにより、3位の老衰による筋力低下にもかなり効果をしめすのではないかと考えられます。実際、練習の前の準備運動では毎回膝を高く上げて片足立ちを行いますが、入会当初と数カ月後では安定感がまるで変わるのが見て取れます。
また、5位の関節疾患の原因の一部には、身体の使い方が大きく影響していると考えます。太極拳の練習によって身体に優しい自然な姿勢と動作を身につけることができるので、関節疾患も予防できるのではないかと個人的には信じて疑いません。

このように、太極拳にはかなりの寝たきり予防効果があると考えています。
太極拳と言っても様々ありますが、STUDIO NeiJiaでは「一生使える身体を目指す!」「ピンピンコロリ!」を目標に、身体に優しい伝統の楊式太極拳を指導しています。

正しい姿勢と動作を身につけるのは、早ければ早いほど良いと考えます。
気になった方は是非体験にご参加ください!ご連絡お待ちしております。
健康にご興味がある方は、金曜昼の平日健康クラス、もしくは土曜日夕方の基本クラスにご参加ください。
 
参考資料: